メキシコシティで暮らすmangoの超・私的通信


by mangorico3
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メキシコの軽食

メキシコ料理といえば、tacos(タコス)を思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、メキシコ人はタコスばかり毎日食べているわけではありません。
タコスは、トルティージャという、トウモロコシまたは小麦粉で作った薄い生地の上に具をのせて食べるものです。
トルティージャはメキシコの主食、日本でいうご飯にあたるものですから、いつも食卓にあがります。
おかずをトルティージャにはさんで食べれば、それは広い意味では”タコス”なのですが、メキシコ人はそれをタコスとは呼びません。
タコスと呼ばれるものは、(例外もありますが)あらかじめトルティージャの上に具がのせてある、または中に具が詰められています。
具やソースがたっぷり入ったタコスは、慣れないうちはボロボロと中身がこぼれて食べにくいのですが、メキシコの人たちは片手で上手に食べています。
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あくまでもタコスは、サンドイッチやハンバーガーのような『軽食』、『スナック』としてとらえられているように思います。
だからメキシコ人に、「毎日タコスを食べているのですか」と聞けば、「NO」と答えるでしょう。
大きさや具、または店によって値段が異なりますが、だいたい1個3.5~15ペソ(約35~150円)くらいと手頃です。
私の食べたことのあるタコスの最安値は5個10ペソ(約100円)でした。
メキシコシティを歩いていると、いたるところにタコスの屋台やタコス専門店を見かけます。
肉の焼けるいい匂いにさそわれて、ふらっと立ち寄ってみたくなります。

タコスと並んでメキシコでよく食べられる軽食といえばtorta(トルタ)。
こちらもいたるところに、屋台やトルタのお店を見かけます。
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トルタはごらんの通り、ぶ厚いパンに具をつめた、サンドイッチのようなもの。
中に挟む具は、milanesa(ミラネサ、衣をつけて焼いた薄い牛肉)、七面鳥のハム、pierna(ピエルナ、豚肉で作ったハムのようなもの)、ソーセージ、chorizo(チョリーソ、香辛料のきいた腸詰)、卵焼き、チーズなど。
その中から好きな具を組み合わせてオーダーします。
マヨネーズとアボガド、トマト、ハラペーニョ(青トウガラシの一種)はお好みで。
1個丸ごと食べるのは、女の子なら無理かも!
このボリュームで、値段は13~28ペソ(約130~280円)くらいと、これまたお手頃です。

タコスもトルタも、お店や、お店のある地域によって値段が異なります。
そして不思議なことに、きれいなレストランで出されるタコスやトルタよりも、道端の屋台で食べる油っこいそれが、安いくせに何倍もおいしいのです!
道端のタコス屋台で食べてお腹を壊す人がたくさんいるので注意しなければいけないのですが、自分のお気に入りの店を見つけるのは、メキシコ暮らしの楽しみのひとつです。
『常にお客さんでにぎわっているところ』が美味しいお店を見つけるためのポイントですよ。
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by mangorico3 | 2007-01-28 08:49 | メキシコ雑学

rosca

1月6日は『東方の三博士』の日です。
キリストの誕生を知った三博士(tres reyes magos)が、キリストのもとにかけつけた日が今日だそうです。
この日、rosca(ロスカ)というリング状のパンケーキを食べるのがならわしです。
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これは前日の1月5日に、お客さんのひとりが会社に届けて下さったもの。
あちこち切り取られてしまって分かりづらいですが、輪っかの形になっていました。
パンケーキの上には、赤・黄・緑のシロップに漬けられたフルーツがのせられています。
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昨年のこの時期に、とあるショッピングモールに買い物に行くと、こんな大きなロスカがありました。
切り分けて、お客さんに配っているのを見ました。
町中のパン屋さんやレストランでは、ロスカが山のように積まれて売られているのを見かけます。
また、ロスカの箱を手に持って家路を急ぐ人々の姿も。
家族みんなで、切り分けて食べるんだろうなあと思います。

ロスカの楽しさは、『当たり付』だというところです。
パンの中にはひとつ(大きなパンだと2~3個)、小さなプラスチック製の人形が入っています。
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おむつをした(?)人形は、生まれたばかりのイエスを摸しているのだと思います。
まじまじと見ると、かわいくない・・ですよね。
monito(モニート、お人形の意)と呼ばれるその人形を見事引き当てた人は、2月2日のcandelaria(カンデラリア)の日に、みんなにtamales(タマーレス)を振舞わなければなりません。
タマーレスとは、とうもろこしの粉を練って、中に具をつめて、それをとうもろこしの皮にくるんで蒸した料理です。
もちろん誰も『ごちそうする側』にはなりたくないので、当たりたくないなあ!とドキドキしながら食べるのです。
実際、本当にごちそうしなくても問題はないようですが、会社の人に聞くと、去年は当たりをひいた人はちゃんとタマーレスを買ってきてみんなに振舞ったそうです。
見事はずれをひいた私は、こうなるとどっちが当たりかはずれか分からないですが、単純に来月のタマーレスを楽しみにしています。

カトリックではない私にとってこの日は、単純にロスカを食べるだけの日なのですが、ちょうどエドと電話をしている時に受話器の向こうでエドのおばあさんが、「三博士の日おめでとう」と言っているのが聞こえて、敬虔なカトリックである彼女にとっては意味のある、大切な日なんだなあと思いました。
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by mangorico3 | 2007-01-06 08:46 | メキシコ雑学
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日本のみなさま、新年をいかがお過ごしでしょうか。
メキシコのお正月は、クリスマスの盛り上がりに比べると本当に地味です。
日本ではクリスマスが終わると、町中の飾り付けがガラッとお正月のものに変わるのに対して、メキシコのお正月はクリスマスの延長です。もちろんクリスマスツリーはそのまま。
電飾やサンタクロースの飾り付けをしてある家も、まったくそのまま。
日本人の感覚からするとなんだか違和感があるのですが、本当にお正月は、クリスマスの一部なのです。
クリスマスツリーはそのまま。
電飾やサンタクロースの飾り付けをしてある家も、まったくそのまま。
12月の上旬から24日にかけて、キリストの父母であるヨセフとマリアの巡礼を模した行事ポサダがあり、24日深夜から25日にかけてキリストの生誕を祝い、1月6日には『東方の三博士』がキリスト誕生を祝いにかけつけたことを祝います。
つまり、日本人が考えるクリスマスが12月24日・25日だけなのに対して、メキシコでは1月6日までがクリスマス期間なのです。

一般的にメキシコでは、日付が31日から1日に変わるとき、12回鳴る時計の音に合わせて、12個のブドウを食べるそうです。
そして、食べながら12個、願い事をします。
1秒に1個のペースで食べるのですから、必死になって食べていくのだとか。
12個も願い事を考えるのは、大変そうだなあと思います。
また、31日から1日にかけて赤い下着を身につけていると、『愛情に恵まれた1年』になり、黄色い下着をつけると『金運アップの1年』になると言われています。
特に赤い下着が人気で、12月には至る所で、赤いパンツが売られているのを目にしました。
けっこう信じている人が多いようです。

さて、今年の年末年始、私は、日本から遊びに来ていた友人Yさんと一緒に過ごしました。
31日の夜は、ワインや生ハム、メキシコのスナック菓子、手作りのおつまみを手におしゃべりをして、時計が12時を指した時には「あけましておめでとう!」と言い合いました。
と同時に、「パン!!パン!!」というピストルを撃つ音(空砲だと思いますが)や、爆竹のような音が鳴り響きました。
私は気づかなかったのですが、花火も上がっていたそうです。
それから1日は、お雑煮を作って食べましたよ。
当然ですが、日本のようにしめ縄や門松はないし、おせちもないし、1月2日からはもう仕事が始まったし、年賀状も来ないし(出してないから当たり前か・・)、なんだかお正月という気がしない年末年始でした。
考えてみればメキシコでは、12月24日に家族や親戚が集まって、プレゼントを贈り合い、神様に感謝しつつ健康や幸福を祈るのに対して、日本では同様のことをお正月に行っているのです。
と、頭で分かっていても、節目の時期が違うとやっぱり慣れないもの。
新年の実感がないままの、1月5日です。
日本のみなさんは、お正月を私の分も堪能して下さいね。

写真の狛犬は、田辺の『八立稲神社』のものです。
母の友人Sさんと一緒に熊野古道の跡を歩いた時に立ち寄りました
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by mangorico3 | 2007-01-01 08:02 | メキシコ雑学