メキシコシティで暮らすmangoの超・私的通信


by mangorico3
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<   2006年 10月 ( 7 )   > この月の画像一覧

死者の日

11月2日は死者の日です。
日本のお盆のようなもので、この日に先祖の霊がかえってくるのだと言われています。
マリーゴールドの花、亡くなった人の写真、亡くなった人が好きだった料理、ロウソク、果物、Pan de los muertos(死者のパン)、ガイコツの形をした砂糖菓子などを飾った祭壇を作ります。
去年の死者の日のようす
伝統的な行事を行うことで有名なのは、ミチョアカン州パツクアロにあるハニツィオ島で、ここメキシコシティの日常では、死者のための祭壇は見かけません。
それでも、レストランやお店では、紙でできたガイコツの飾りをつけたり、Papel picado(パペル・ピカード)と呼ばれるものを飾ったりしています。
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パペル・ピカードは、Papel chino(パペル・チノ)という薄い紙に様々な模様を切り込んだ、切り紙細工です。
バリエーションとしては、lafiestaさんのブログで紹介されているようなベーシックなもの(鳥の模様など)。
メキシコ独立運動の英雄たちを切り込んだ、独立記念日を祝うためのもの。
↓英雄モレーロス
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↓メキシカンハット
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↓わかりにくいけど、メキシコの国旗に描かれている『鷲がヘビをくわえてサボテンの上にとまっている姿』を切り込んだもの
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これらは、メキシコの国旗の色、緑・白・赤になっています。

今回は死者の日なので、ガイコツのモチーフのパペル・ピカードです。
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おどろおどろしくなくて、かわいいと思いませんか。
死を恐ろしいものではなく、身近でどこかユーモラスなものととらえている、そんなメキシコの死者の日が大好きです。
しかし最近はハロウィーンの影響が強くて、スーパーや路上でも、仮装用の衣装やカボチャの置物、クモの巣、モンスターのマスクなどが売られていて、商業的で嫌だなあと思ったりもします。
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by mangorico3 | 2006-10-28 08:29 | メキシコ雑学

言葉の旅

スペイン語がわからない時、私は電子辞書を使っています。
良い点は、言葉を調べるのが紙の辞書よりも早くできること、それから一度調べた言葉が、『ヒストリー』というボタンですぐに抽出できることです。
また、1つの電子辞書に、広辞苑、漢字辞典、英和、和英など複数の辞書が入っているのも便利です。

例えば、Hamburgoというスペイン語の単語にぶつかったとします。
(スペイン語では、『アンブルゴ』と発音します)
スペイン語の辞書で調べると、『ハンブルグ(地名)』と出てきました。
あれ?ハンブルグってどこの国にあったっけ?と思って広辞苑を調べると、『ドイツ北部の工業都市。エルベ川の下流部に位置する大貿易港・・・』ということがわかります。
スペイン語辞書のHamburgoの下にはHamburgués,Hamburguesaという単語があって、『ハンブルグの人』という意味が書いてありました。
あれ?でもHamburguesa(アンブルゲサ)って、ハンバーガーのこと・・。
もしや、と思って今度は英語の辞書でHamburger(ハンバーガー)を調べると、『ハンバーグ・ステーキ、ハンバーガー』という意味の他に、『19世紀初め、ドイツ移民が米国へ紹介したHamburg steak』という注釈を発見。
さらに広辞苑に戻って、『ハンバーグ・ステーキ』を調べると、『ひき肉に刻んだ玉ねぎ・パン粉・卵などを加え、平たい円形にまとめて焼いた料理。一説にドイツのハンブルクの名物、タルタル・ステーキの系列をひくことからの名とも。ジャーマン・ビーフステーキ。』
なんか、読んでるだけでお腹がすいてきませんか?
私は今日の晩ご飯に、ハンバーグが食べたくなりました。
そういえばつい先日、日本の母に電話してハンバーグの作り方を教わったところだったっけ・・。

こんな風に、あれ?と気になったことを次々調べられるのが、電子辞書の良いところです。
(なんだか、電子辞書を作ってる会社の回し者みたいだ^^;)
では最後に、電子辞書で見つけた、猫にまつわることわざを二つ紹介します。(スペイン語です)
!!クイズ!!日本のことわざに訳すと何になるでしょう。答えはコメント欄で♪
①Cuando el gato no estaá los ratones bailan.
 日本語直訳:猫がいない間に、ねずみたちは踊る
②Hasta los gatos quieren zapatos.
 日本語直訳:猫までも靴を欲しがる
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(うしろに写っている2人は地元の友人、KちゃんとYちゃん)
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by mangorico3 | 2006-10-27 08:18 | つれづれなるままに

煮魚

煮魚が食べたい!
と、思い立って作ることにしました。
しかし、今まで煮魚を作ったことがない私・・。
さっそく日本の母に国際電話!
「調味料は、しょうゆとみりんと酒、あと臭みぬきにしょうが(実家では梅干をいれる)」・・ふむふむ。
ダシを入れちゃいけないって、知らなかった!
よく考えたら、魚からダシが出るもんねー。
メキシコのスーパーでは、日本で見かける魚はなさそうだけど、「美味しいかどうかは別として、食べれないことはない」というアドバイス(?)を受け、煮魚に挑戦です。
スーパーに行くと、鯛がありました。
huachinango(ワチナンゴ)と呼ばれていて、メキシコでもポピュラーな食材です。
1kg130ペソ(約1300円)という値段がついていました。
一方、ティラピアという魚にはかなり安い値段がついていました。
ティラピアは日本でも売られている、と聞いたことがあったので、何とかなるだろうと思ってこちらにしました。
15cmほどのものを一匹買って、11ペソ(約110円)でした。
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家に帰って作り始めたのですが、みりんと酒がありません。
ちょっと心配・・でも酒は白ワインで代用。
しょうゆは、メキシコのスーパーで売られている「キッコーマン」。
なぜか減塩タイプを買ってしまったのですが、これが、入れても入れても味がつかないのです。
次回は、日本食材店に買いに行こう・・。
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そんなこんなで、なんとかティラピアの煮付け、mango流が完成。
実はティラピア、かなり生臭かったのですが、しょうがをたっぷりいれたおかげで臭みが気にならなくなりました。
なかなか美味しくできましたよ。
次は鯛の煮付けを作ろう!
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by mangorico3 | 2006-10-20 07:59 | メキシコシティ

焼き芋

とある日の午後、ピーーーーーーッという音とともに、煙突のついた屋台のようなものを引くおじさんの姿を見かけました。
何だろうな・・と思い近寄ってみると・・
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見えますか?焼き芋です!!
薪をくべて火をたき、引き出しのようなところで、芋を焼いています。
焼き芋だーーーー日本の冬の風物詩だーーーー!!
と、興奮してしまい、お腹すいてないのについ買ってしまいました。
引き出しの中はこんなふうになっています。
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焼き芋と一緒に、仲良く並んでいる黄色いものは、バナナ。
焼きバナナもあるんですね。
焼き芋のお値段は、1つ15ペソ(約150円)でした。
その上に練乳をかけて食べるのが人気だそうで、「練乳がけ、ウマイよ。食べてみてよ。」と勧められましたが、『焼き芋は素のまま食べるのが良し』というこだわりから、お断りしました。
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サツマイモは、スペイン語でcamote(カモテ)といいます。
サツマイモを甘く煮詰めた、芋羊羹に似た味のお菓子もあります。
メキシコにもサツマイモがあるんだなあ・・と思っていると、実はサツマイモは中南米原産だそうです。
広辞苑によると、日本に伝わったのは17世紀前半、中国・琉球を経て九州に伝わり普及、とあります。
こっちの焼き芋のほうが、先輩なんですね。
メキシコのサツマイモは、オレンジ色(または濃い黄色)をしていました。
とても甘く、ねっとりしていて、いわゆる『びんつけ』です。
おっと、私の実家ではサツマイモの分類を『びんつけ(鬢付け)』と『こふき(粉ふき)』としていました。
蜜が多くねっとりとしているものを『びんつけ』、実がほくほくしていて水分が少ないものを『こふき』と呼んでいたのですが、これって全国共通の呼び方でしょうか??
我が家では、私と同居していた祖母が断固『びんつけ』派、『びんつけ』にあらずは焼き芋にあらず、ぐらいのこだわりをみせていましたが、母は絶対『こふき』派でした。
(その他の家族、父、妹二人は特にこだわりなし??)
みなさんはどうですか?

メキシコの『元祖・焼き芋』は、私好みの味でした。
今度は、焼きバナナも試してみたいと思います。
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by mangorico3 | 2006-10-06 06:14 | メキシコシティ

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ふさふさした毛、もとい『草』をはやした牛。
我が家にきて2週間になります。
メキシコシティにあるコヨアカンという地区を友達と歩いていた時のこと。
この日は日曜日で、あたり一面、市が出ていました。
主に、民芸品やアクセサリーなどを売る市です。
その中に、植木や草を売っている女性たちがいました。
民族衣装を身に着けていて、どこから来たのか聞くと、ベラクルス州のなんとかという村から来たのだと言います。
彼女たちの売っているものの中で私の目をひいたもの、それがこの牛でした。
背中にこんもりと草をはやしていて、なんだか表情も愛嬌があってカワイイ。
売っている商品はその牛の『原型』で、背中一面に植物の種をはりつけたもの。
水をやっていると、そこから芽が出てきて、見本のようになるそうです。
たしか、日本にもそんな商品があったなあ・・。
一応値段を聞いてみると、20ペソ(約200円)とのこと。
しかし、買うつもりはなかったのでお礼を言って立ち去ろうとすると・・
「15ペソ(約150円)!!」との掛け声。
すごく買って欲しそうな雰囲気にも負けて、買ってしまいました。

~誰でもできる牛の育て方~
①体の部分(種がついている部分)に水をやり、乾燥しないようにビニール袋にくるんでおく。そうすると芽が出てくる。
②5日後、袋から出し、1日1度水をやる。お皿の上に牛をのせて、下から水が吸えるようにしておく。
③ふさふさと『毛』がはえた様子を楽しむ。

というわけで、現在2週間です。
私が最初に見た、ふさふさの牛に近い状態になってきました。
育て方も簡単で、毎日草が育っていくのを見るのが楽しみ。
思わぬ良い買い物でした。
ちなみにこの牛の中身はオガクズのようで、パンストの中にオガクズを詰め、輪ゴムで縛って形を作っているようです。
動物のバリエーションは他に、ゾウ、キリン、犬、トナカイなどがありました。
元手がかからなくて、なかなかいい商品だと思います。
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by mangorico3 | 2006-10-05 05:52 | メキシコシティ
メキシコシティには、何人かわかりませんが、たくさん日本人が住んでいます。
だから、『本物の』和食屋さんもあるし、日本の食材を売るお店もあります。
私がよくお世話になっているのは、レストラン「東京」のお弁当。
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白いごはんに鮭フレーク、煮物、酢の物、イカフライ、焼き魚、鳥肉を甘辛く煮たもの、餃子、白菜の浅漬けがこの日の『日替わり弁当』でした。
他にも、カツ丼弁当、のりまき弁当、魚フライ弁当などがあります。
日替わり弁当のお値段は48ペソ(約480円)。
電話をすればオフィスまで持ってきてくれます。
運んできてくれた人へのチップも合わせて、55ペソ(約550円)払います。
ボリュームたっぷりで、色んなおかずが楽しめるのがいいです。
美味しくて、値段も手頃だし、お弁当を作れなかった日などに注文しています。
(ほんとは毎日注文したいくらいだけど、節約のためにお弁当持参が基本!)
こんなふうに和食が食べられるのも、やっぱり都会ならではですね。
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by mangorico3 | 2006-10-04 05:46 | メキシコシティ

ポソレ

今日のお昼ご飯はPozole(ポソレ)です。
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ポソレとは何か。
一言でいうと、『とうもろこしと肉の煮込み』。
それに、生のレタス・玉ねぎ・ラディッシュ・アボガド・オレガノと、tostadas(トスターダス、トルティージャを揚げたもの)を添えて、上からライムを絞って食べます。
ポソレには色んなバリエーションがあり、メキシコの各地域の味、各家庭の味があるそうです。
ポソレの基本は上にあげたものですが、肉は豚、鶏、牛から好みのものをいれます。
(ベラクルスとう海辺の町には、魚介類をいれるポソレもあるそうです。)
肉の部位は、足の肉、胸肉、背の肉、頭の肉などこれもお好みで。
↓豚の頭の肉。ゼラチン質でコリコリしている。
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味付けは、大きく分けて3種類あります。
肉ととうもろこしをシンプルにゆでた、白いポソレ。食べる時に、乾燥とうがらしを加えるそうです。
serrano(セラーノ)などの緑色のとうがらしや緑色のトマトをいれた、緑のポソレ。
ancho(アンチョ)やcascabel(カスカベル)などの赤いとうがらしをいれた、赤のポソレ。
何種類もの肉ととうがらしの中から、好みのものを選んで組み合わせて作られるポソレという料理。
奥が深いです。

今日セニョーラが作ったのは、『ハリスコ州風ポソレ』。
豚の頭の肉と背の肉を使っています。
味付けは、赤いとうがらしancho(アンチョ)と乾燥とうがらしguajillo(グアヒージョ)を加えた、赤いポソレ。
ポソレに使われるとうもろこしは、cacahuacintle(カカウアシントル)という、一番大きな実をつけるとうもろこしです。
生の状態からゆでると5~6時間もかかるので、半調理済のとうもろこしが売っています。
これだと、2時間ほどでできあがるそうです。
とうもろこしとは別に肉のかたまりをゆでて、それを細かく切るか裂くかします。
とうもろこしに十分火が通ったら、そこに肉のゆで汁と細かくした肉を加え、同時に赤とうがらしのソースを入れ、塩で味を整えます。
そして、味がよくしみこむようコトコトと煮れば、ポソレのできあがりです。
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実はセニョーラは、ポソレを作るのは今日が初めてだったそうです。
セニョーラがのぞきこんでいた『ポソレのレシピ集』には、ポソレの語源についても書かれていました。
ポソレはもともと、pozolli(ポソリ)といいます。
これは先住民の言葉nahuatl(ナワトル)語で、『あく(スペイン語ではespuma・エスプーマ)』を意味するそうです。
ポソレに必ず使われるとうもろこしcacahuacintle(カカウアシントル、これもナワトル語)はゆでると、花のように開きあくを出すことからこの名前がつけられました。
(ナワトル語とは、アステカの人達を中心にメキシコ中央高原で話されていた言葉です。今でもメキシコには、ナワトル語を話す人々がいます。)
ポソレのもともとの意味が『あく』であると知って、どうしてそんな『不味い』ものの名前をつけたんだろうと疑問に思ってセニョーラに聞くと、「海の、波間に漂う白い泡もespumaと呼ぶのよ。espumaを悪いものという習慣はメキシコにはないの。」と答えました。
日本では、料理する時に出たあくは『味を損なう悪いもの』としてとってしまいますが、メキシコにはそういう習慣はないようです。
コトコトと煮込まれているポソレの表面には、赤い色の泡が漂っていました。
それは、とてもおいしそうでした。

食べてみてもおいしかったですよ!
見た目ほどコッテリしていなくて、とうがらしがはいっているけどそんなに辛くありません。
お昼だけでなく、夕食としても食べられます。
また、二日酔いの時に食べるのも良いそうです。
日本でも作ってみたいのですが、あの大きなとうもろこしを手に入れるのは難しいでしょう。
やっぱり、その土地でしか食べられないもの、というのがいいですね。
ポソレを食べたくなった人、メキシコへ遊びに来てください。
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by mangorico3 | 2006-10-01 09:38 | メキシコシティ