メキシコシティで暮らすmangoの超・私的通信


by mangorico3
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イッツ・ア・スモール・ワールド!

世間って狭いなあ!と感じたことをひとつ。

先日、私が勤めるオフィスを訪れたお客さん(メキシコ人)が、私の顔をまじまじと見て、「あなた、京都の人ですか?」と日本語で聞いてきました。
たしかに私は和歌山出身ですが、京都には7年半住んでいました。
でも、見覚えのない人に突然そう言われて、ちょっとあやしいぞと思い、「いいえ」とだけ答えました。
しかし彼はさらに、「でも、京都に住んでいたでしょう、3年前くらいに」と、イヤマッタクソノトオリなことを聞いてくるのです。
『知り合い?でも見覚えがないし・・どういうこと?!』と混乱する私に向かって、
「私、ゴンサロです」と名乗りました!
あーーーーーーー思い出した!!!!
そう、あれは3年前の春。
私は当時京都に住んでいて、某会社で営業をしていました。
その頃の友達から、「スペイン語のテキストを作って出版しようとしているメキシコ人がいるんだけど、日本語があまりできないから、翻訳するのを手伝ってあげて」と頼まれたのです。
日本語ができないのに日本人向けのテキストを作るなんて、なんて無謀なんだ!?と思いつつ、なんとなく引き受けてしまいました。
そうして知り合ったのがゴンサロでした。
実際にやってみると、本当に無謀なことでした。
彼は外国人としては日本語が上手なほうでしたが、日本語の読み書きができませんでした。
それで私が、彼がスペイン語で書いたテキストを日本語に訳していきました。
しかし私だって、大学で4年間スペイン語を学んだとはいえわからないことだらけ。
むしろテキストを読む側の人間です。
これは一体どういう意味なの?どういう場面で使うものなの?私が今まで理解していたのと違うんだけど、どうして?
などなど、私の中にも次々と疑問がわいてきて、翻訳は進まず・・。
それでも、仕事が終わってからの時間や、仕事が休みの土日を利用して、私の家の近くのモスバーガーにこもって作業を続けました。
そんなことを1ヶ月も続けたでしょうか。
ついに彼はわけあって、京都を離れることになってしまいました。
翻訳は、約半分くらいしか終わりませんでした。
これから他に手伝ってくれる人を探さなきゃ、と言いながら彼は京都を出て行きました。
私は正直、私の翻訳なんか出版できるようなものではないし、あの調子じゃあムリだろうなあと思っていました。
それから、ゴンサロとはそれっきり・・だったのですが、まさかメキシコで再び出会うとは!

その日仕事が終わってからカフェで待ち合わせし、この3年間どんなふうだったのか話し合いました。
そして、お互いの生活が今、とても充実していることを喜びあいました。
なんと彼は、あの例のテキストを無事出版できたそう!
もちろん私が翻訳したものそのままではありませんが、それでも嬉しいです。
あの頃は、忙しい中時間を作って、わからないなりに一生懸命でした。
(しかも、ノーギャラなのに何で?)
今となっては、あの一見無駄な時間も貴重なもの。
それに、スペイン語と全く関係のない仕事をしていた私にとって、再びスペイン語に触れられることも喜びでした。
こうしてバッタリ、メキシコで再会できるなんて、不思議な縁でもあるんでしょうか。

いやー世間って狭いなあ。
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by mangorico3 | 2007-02-18 11:40 | つれづれなるままに