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メキシコシティで暮らすmangoの超・私的通信


by mangorico3
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お引越し

アリクイ通信3もいよいよ容量がいっぱいになってまいりました。
いつものようにお引越ししましたので、よろしくお願いします。
http://mangorico4.exblog.jp/
# by mangorico3 | 2008-06-30 06:49
週末、ベラクルス州のパパントラという町に遊びに行ってきました。
早朝6時のバスに飛び乗って、揺られること約5時間。
メキシコシティを出て、2時間ほど走ると景色ががらりと変わります。
目に飛び込んでくるのは、溢れんばかりの緑。
青々とした草に覆われた山や谷。
色とりどりの花をつけた木々。
植生は異なりますが、緑に包まれた山道を走っていると、なんだか日本みたいだなあと思いました。
ベラクルス州はメキシコの東側、メキシコ湾に面した州です。
熱帯気候で、海辺なので湿気も高く、雨期にはたくさん雨が降ります。
バスを降りると、むっとした風に包まれました。
暑い!でも嬉しい!
メキシコシティは乾燥しているのでじっとりと汗をかくことはありませんし、夏は雨期でもあるので、雨が降ると気温が下がりとても涼しい(時には寒いくらい)なのです。
だから、こんな湿気と熱気があるところは、日本生まれの私には実はあっている気がします。

小旅行 PAPANTLA(パパントラ)へ_a0087598_10573816.jpg

パパントラは小さな町です。
写真の左下にあるのが、中心となる教会。
教会の前には公園があり、その周りにはレストランや市場、服屋さん、アイス屋さん、靴屋さんなどが並んでいます。
公園の周りには、かき氷や風船を売る人がいて、地元の人でにぎわっています。
この町は、特に何という観光スポットはないのですが、都会を離れてノンビリするのに最適です。
パパントラという名前は、「パパーン」と甲高い声で鳴く「パパン」という鳥の名前に由来しているそうです。
スペイン人たちがやって来る前、もともとこの地に住んでいたのは「トトナカ」と呼ばれる人でした。
今でも伝統的な衣装に身を包んだトトナカの人々を、町で見かけました。
レストランやお店の壁にも、トトナカの男女を描いた看板や絵を見かけます。
「レストラン『プラサ・パルド』にようこそ!」
小旅行 PAPANTLA(パパントラ)へ_a0087598_10581420.jpg

「おいしいパンがあるよー」
小旅行 PAPANTLA(パパントラ)へ_a0087598_10583494.jpg

白の薄い布で作ったゆったりとした服を着ていて、快適そうに見えました。
彼らは、「VOLADORES(ボラドーレス)」と呼ばれる儀式を行うことで知られています。
ボラドーレスについては、次回説明しますね。
小旅行 PAPANTLA(パパントラ)へ_a0087598_10593370.jpg

# by mangorico3 | 2008-06-23 11:00 | メキシコの旅

電車に揺られて

電車に揺られて_a0087598_10293118.jpg

メキシコで主な交通手段は車です。
日本では電車に乗って旅に出るのは一般的ですが、メキシコでは他の町に行くとなると、長距離バスか飛行機を利用するしかありません。
また、郊外の町や村からシティに働きに来る人は、毎日バスと地下鉄を乗り継いで通っています。
しかし、悪化する交通渋滞を緩和しようとメキシコ市(政府かな?)は郊外とメキシコシティを結ぶ鉄道を開通させました。
もっとも、以前から貨物運搬に利用されていた駅と線路を整備してのスタートです。
写真のブエナビスタ駅から北部に向かって線路は伸び、メキシコ州に入っていきます。
私は、その新しい鉄道の試乗会に行ってきました。

試乗会は無料です。
3週間にわたって、土曜・日曜の午前と午後の部に分けて行われました。
電車に乗るには、まずチケットを貰うために並ばなければなりません。
メキシコ人はタダのイベントが大好き!そして並ぶのも全く苦痛ではありません。
私は、チケット配布の2時間前から並び始めましたが、早い人は3時間前から待っていました。
お年寄りも、家族連れも、若いカップルもいます。
並んでいると、ピーナッツなどのおつまみを売るリヤカーや、かき氷屋がやってきて大繁盛の様子。
ぼりぼり食べながら、じっと列に並びます。
チケットをもらうと、今度は電車の出発時間まで、また列を作って待ちます。
合計3時間・・。
ディズニーランドのアトラクションばりの人気ですね。

さてさて、新しく整備された駅舎はとてもきれいで近代的。
切符ではなく、日本でも一般的になっているプリペイドカードになるそうです。
制服を着て、よく訓練されているような駅員さんが案内してくれます。
電車に揺られて_a0087598_1046575.jpg

「電車がまいります。黄色い線の内側でお待ち下さい」というアナウンス。
日本では当たり前ですが、メキシコの地下鉄にはそんな親切なアナウンスはありません。
この電車は、今までのメキシコの電車とは違うぞ!
電車に揺られて_a0087598_10483578.jpg

赤と白を基調とした車内、網棚はガラス板、カフェで使われてそうな証明、「安全のため、車内はビデオカメラで監視されています」という表示、そして冷房!
すべてが新しく、美しく、そしておしゃれ。
乗客も初めて見る電車に大興奮。
先頭車両に座ろうと我先に駆け出す人、いろんな座席に座ってみる人、窓ガラスにへばりついて外を眺める人、記念写真を撮る人、などなど。
(私はここで、2度も一緒に写真を撮ってくれとせがまれました)
電車が動き出すと、思わずもれる拍手。
車内は、一体感に包まれていました。
地下鉄でよくある、物売りの声色をまねるお兄さん。
もしかすると彼は、本当に物売りかもしれません。
最新の技術とデザイナーの手によるこの電車、実際に使用するのはそんな世界とは縁遠い、貧しい人たち、中流階級よりも下の人たちです。
格差社会であるメキシコでは、お金持ちの人たちは相変わらず、ドアtoドアの自家用車を利用するでしょうし、貧しい人たちと同じ空間を共有するようなことはしないからです。
用意されたハコとそれを利用する人たちとのギャップを感じてしまいましたが、見かけだけではなく、今までの地下鉄よりも快適になっていることはたしかです。
「次は○○駅」という車内アナウンスも、日本では当たり前ですが、メキシコの地下鉄にはありませんでした。
おろしたての電車はまだ、人の気配をまとっていなくて、少しよそよそしくも見えましたが、これから少しずつ馴染んでいってみんなの足となるのでしょう。
落書きされたり壊されたりすることなく、末永く愛されるといいなあと思いました。
実際に運行され始めたら、また乗ってみたいなあと思います。
その時にはきっと、また違う顔を見せてくれるでしょうから。
# by mangorico3 | 2008-05-26 11:08 | メキシコシティ
トイレで見かけたポスター_a0087598_10253683.jpg

メキシコシティのとある公衆トイレで見かけたポスター。
男の人はお腹が弱い、ゆるくなりやすい、とよく聞きますが、そんな方にオススメしたい薬ということでしょうか。
全力疾走している便器のしなやかな手足が印象的です。
# by mangorico3 | 2008-05-25 10:23 | メキシコ雑学

引越しをしました

3月のあたまに引越しをしました。
前のホームステイ先から、徒歩3分のところです。
引越しをしました_a0087598_73511100.jpg

メキシコの家探しですが、不動産屋に頼む、賃貸情報紙を参考にする、個人契約をする等の方法があります。
いずれにしても上の写真のように、貸したいまたは売りたい家の前に、「RENTA(貸します)」「VENTA(売ります)」といった張り紙が張り出されるので、いいなあと思ったら電話をして交渉することになります。
(このアパートは、猫も気になってるようですね)
メキシコでは日本のように賃貸マンションというのはなくて、マンションの一室を購入するのが一般的です。
もちろん買った人は初めはそこに住むでしょうが、手狭になったり、他にいいところが見つかったら他所に移って、持っているアパートは誰かに貸すか売ることになります。
そうして私も、一人の家主さんから部屋を借りました。
契約には不動産屋の仲介がはいりましたが、基本的には家主さんとの直接契約です。
すべての貸家がそうではありませんが、家を借りる時には「土地や持ち家を持った保証人」が必要になります。
私はここでは外国人なので保証人を探すのは難しく、交渉して、家賃3ヶ月分の前払いで了解してもらいました。
引越しをしました_a0087598_7481224.jpg

私の部屋のようす。
写真を撮ったのは内装工事の途中で、家主さんの子どもたちも来ていました。
リビングと、部屋が2つ、キッチン、シャワールーム、物干しスペースがあります。
(本当は今の家の様子を写真に撮ってアップしようかと思ったけど、けっこうちらかっていたのでやめました)
とても静かで快適な家です。
ちなみに、インターネットがまだ引かれていません。
それを理由に、更新も(時々)になってます・・。
# by mangorico3 | 2008-05-12 07:58 | つれづれなるままに